ヘアゴム事件

長女のこと

先日のこと。

14時。
長女が幼稚園から帰宅し、荷物の整理のためにいつものように通園カバンを開けると
たくさんの髪が絡まったヘアゴムが出てきました。
神経質なところがある長女は、朝、髪をきっちりと結っても
少しでも結び目が下がってきたり緩むとヘアゴムを外してしまうことも多いのですが
カバンから出てきたヘアゴムは、長女のものではありませんでした。
(長い状態で売られているものを切って結んだタイプ。我が家で使っているのは貝印のミニゴムという商品。ラバーのタイプです。)



…なぜ、他のお友達のヘアゴムを長女がカバンに入れたのか?
単純に間違えただけなのか?
まさかお友達のゴムが羨ましかった…とか?

一瞬で、色んな考えが頭の中を駆け巡って…まずは本人に尋ねてみることに。

「このヘアゴムって――…」

と、それだけ言っただけで、目に涙をいっぱい溜めてぐすんぐすんと泣き出す長女。

お友達のヘアゴムをカバンから見つけられただけでこんなに泣くなんて。

私の中にむくむくと湧き上がる悪い予感。

努めて冷静に、長女から理由を聞き出そうとしました。

ただ長女はすでに大泣きで、話すことは無理そうでしたが…

  • どこにあったの? →教室のロッカーの前に落ちていた
  • 間違えて入れたの? →違う
  • 誰かが入れてくれた? →違う
  • このヘアゴムが欲しかった? →違う

なるべく穏やかに、色々と質問を変えてみても、泣きがヒートアップするばかりで何も見えず。

間違ってカバンに入れたわけじゃないなら、わざとじゃん。…と悲しくなり

泣き喚く声を聞いていると次第にこちらもイライラが募ってしまい、結局怒ってしまう始末…

最終的には泣きすぎて疲れて眠ってしまいました。

チックもあるし、接し方に常日頃気を付けていたので久しぶりに怒ってしまいました。。


夫が帰ってきて、長女も落ち着いてから2人で話してもらい

とりあえず、よく分からず入れてしまったということ。

次に同じように落ちているものがあれば先生に届けること、で話はおしまいとなりました。


…最初に話を聞いた時のあの泣き方や、間違って入れたんじゃないという言葉から

私の気持ちは釈然としませんでしたが

今回は、この、長女が話してくれた言葉を信じることにしました。

1個の黒いヘアゴムとはいえ、お友達のおうちの大切なお金で買った大切なもの。

黙って持って帰ってくるのはいけないこと。

それをしっかりとわかってくれていたらうれしいなと思います。


担任宛に、間違って持ち帰ってしまった旨の手紙を添えて翌日持たせました。

担任からの連絡や手紙の返事は特になく、あぁ、私の気にしすぎだったのかなぁと思うのが半分、

でもこの母親の勘も看過してはいけない気がするのが半分…というところでしょうか。


この記事を書いた人
ちみまま

元歯科衛生士、現専業主婦の2児の母。
HSCの娘を育てるうちに自分もHSPの気質があると気付く。
自分の中にいるインナーチャイルドを癒したい。厳しかった母の顔色を窺う子供時代だった自分…娘たちにはのびのびと育ってほしい。
推し活(ゆるめ)、ファッション、美容などを広く浅く趣味としているミーハー主婦です。

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